ASking man
一本の道の中で、わたしは、しかしそれらが交わる点を探し、旅に出た。
地図を頼りに、手探りで、ただ答えに導かれながら、尋ねることを繰り返す。
時、あるいは自由、幸福、例えば夢。
言葉について、宇宙、そして心、それらあらゆることについて。
未だ旅路の途中、しかし、視界は確かに開けてゆく。
クリアーになりつつあるのか、いささか高みにたどり着いたのか。
問いかけることを繰り返し、おぼろげな自分を地図に重ねていく。
俯瞰からは、つながる道筋にある1点ずつが、なんだか愛おしく思える。
願うのみならず、歩を進めていく。
疲れや渇きではなく、向かう方向を確かめながら。
進んだことを喜び、怯んだことを悔い改める。
重い荷物の代償は、それを下ろしたときの喜びと引き換えにしよう。
いや、それすらなくていい。
少なくとも、平坦な道のりではなかった。
見えた景色に映る過去の自分に問いかけ、わたしはまた、答えを求めて進む。
To be continued...